子ども達が毎日元気に暮らしている日常の奇跡
娘の保育園時代から一緒だった同級生の子が、先月事故に遭い、意識不明の重体です。
娘は、イシキフメイのジュータイが、どんな状態かピンと来ていないようで、その知らせが入ってから1ヶ月近く経って、夏休みに途中し、毎日がすっかり楽しくて、同級生がそんな状態な事を、忘れかけているようです。
でも、私は忘れてません。
他のお母さん達と会っても、ずっとみんな親達は気にかけてます。
そんな中、その意識不明の重体になっている子のお母さんに偶然会ってしまいました。
私は、朝、通勤しようとしてて、そのお母さんは、お子さんが入院してる病院へ向かう為、駅に行こうとしてるとこでした。
話を聞いて、そのお母さんは、散々泣いたんだろうな。
淡々と。お子さんの状況を教えてくれて。
逆にうちの子に気を遣ってくれて。
聞いている私が涙を堪えるのに必死でした。
意識不明の重体のその子は、もう目覚める可能性は低い事。
治療のしようがない事。
ただ、ただ呼吸器をつけて眠っているだけという事。
呼吸器を外したら、もう…。
その日は悲しくて、悲しくて、事実を受け止めきれなくて、仕事も手につかず。
夜に帰宅したら、気持ち悪くて動けなくて、寝込んでしまいました。
他人の私が、そんなんでどうする、と思いました。
でも、辛い。
なかなか同じ年の子を持つ親として、受け入れがたい状況でした。
そして、数日前に娘があわや交通事故に遭うかと思う出来事がありました。
我が家に、先日、遊びに来た娘の友達が、忘れ物をしてて、車で取りに来て。
その子のお母さんだけ、我が家のインターフォンを押して、娘の友達は車に乗ってて。
友達の家の車が我が家の前の道路の、反対側に停めてありました。
道路は住宅道路です。
娘は、友達がいたことが嬉しくて、私の制止も聞かず、家から走り出て、お友達が乗ってる車、目掛けて、忘れていったものを握りしめて、道路を飛び出していったのです。
肝が冷えました。
目の端に、車が来てるのが見えたから。
叫んだ時には娘は道路に飛び出てました。
幸い、車まで20〜30メートル程離れてたので、車もすぐ止まってくれたので、ぶつからずにすみました。
でも、距離はあったけど、もしかしたら車がもっとスピードを出してたり、タイミングが悪ければぶつかってたかもしれません。
本当に、ちょっとした偶然で、娘は助かったけど、もしかしたらこの先、ちょっとした事で、命を落としてしまう可能性もあるかもしれないと思いました。
そのあと、娘にはよくよく、話して聞かせて。
神妙な顔で聞いてたけど、まだ小学生。
もしかしたら、そんな事がまた起こってしまうかもしれません。
最近、登校班の友達と遊ぶ事が楽しくて、近所の友達と近所の公園で子どもだけで遊びに行っている娘です。
小学生になり、新しい友達も増え、世界が広がり、友達と遊ぶ事が楽しくて、楽しくて、彼女のその遊びに行きたい気持ちを止める事は難しいです。
ルールは決めて遊びに行かせてますが、どうしても目の届かない部分も増えてきています。
娘を信用していない訳ではないけど、何かあって私が後悔したくないので、公園にはちょこちょこ覗きに行き、見てるからね、という感じでいます。
そして、何より子ども達が毎日、普通に過ごせている事が、何という奇跡なんだと改めて思っています。
我が子達が、可愛くて愛おしくて、危ない目にあわせないように、本音は、ずっと家の中に閉じ込めておきたいくらい。
でも、そんなわけにはいかないので、日々の暮らしを大切にし、普通の日常の生活に感謝をし、毎日子ども達と、家族と暮らせる幸せを噛み締めていきたいと思いました。
ケンカもするけど、仲良し姉弟です。